■日本の庭づくりの特徴について
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■業務内容
■業務経歴
 株式会社 花匠
 東京都文京区
  本駒込 
 6-15-2-202
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 古来より日本の庭づくりは、四季折々に美しく変化する自然を
写す事から始まり、更にそこに禅の思想や、茶道をはじめとする
日本独特の文化的側面が加わって、世界的にもまれな独自かつ、
精神性の高い庭の形態を創り上げるに至っています。
 今日、生活様式の変化やグローバル化に伴って、日本の庭づく
りも大きく様変わりしつつありますが、日本の気候風土や日本人
としてのアイデンティティは変わるはづもなく、長い歴史と文化
の継承によって受け継がれて来た庭づくりの技術や精神は、より
新しい形に再生させて引き継いでゆく必要があります。


■日本の庭づくりの特徴について
1.「見立て」の手法
 小さな築山を山並みに、砂利敷きと石組を大海原に見立てる等
 限られた空間の中に豊かなイマジネーションを加味して、雄大な
 自然の風景を想い描く事の出来る庭、すなわち、精神性の高い庭
 づくりが、日本の庭の大きな特徴であり、それは「見立て」の手
 法による庭づくりでもあります。
 現代の庭づくりに於いても、この「見立て」の手法を生かした
 新しい庭づくりの試みがあってもいいのではないでしょうか。
 
 瓦を用いた床面のデザインは
海原等の イマジネーションを
表現(大学キャン パスの中庭)

 

2.「四季の変化」を写す。
  日本の庭園の最大の特徴の一つが、四季の変化を取り込んだ
 庭づくりにあります。春のサクラから始まる多彩な花々、そして
 新緑から紅葉まで、日本の自然は多様かつ変化に富む庭づくりが
 可能です。
  庭づくりに際しては、この四季の変化を積極的に取り入れた
 景観づくりが重要となります。
 

古利根川の春(越谷付近)

やまぐちフラワーランド

3.「五感」を研ぎ澄ます。
 日本人は本来、繊細な感性を持つ民族で、例えば、かすかなお香の
 かおりを楽しむ香道では、「嗅ぐ」のではなく「聞く(聞香)」と
 いった表現で、かすかな香りを五感を通して感じ取ると言った独特
 な文化を形成してきました。
  また、色彩に関しても、アメリカのマンセルによる色相、明度、
 彩度からなる画一的な色の配列に対して、日本古来の色彩は、桜色
 、山吹色、青竹色、藍色、藤色、銀鼠色等々、自然の中にあふれる
 多彩かつ微妙な色を用いてきました。
 食器類に対しても、手で触れる触感を大切にするのは日本人だけ
 ではないでしょうか。
 これらの多彩な五感を呼び起こす様な庭づくりを目標としています。
古来より日本庭園で用いられて来た水琴窟 地中の水がめから響くささやかな反響音を 楽しみます。
4.「風土」に根差す。
 日本は、北の寒帯から南の亜熱帯まで、きわめて多様な気候風土
 をもつと共に、山や谷、盆地、平野といった微地形が大きな特徴で
 もあります。
  庭づくりに際しては、これらの気候風土や、地域条件(歴史、文化
 等)に配慮した創り込みや、植物や材料の選定が重要となります。
ジャカルタ空港のロビーと渡り廊下は、 南国らしい開放的で緑あふれる雰囲気 を造りだしている。
5.「アンバランス」の美。
 西洋や中国等の建築や庭園は左右対称の整形かつ、幾何学的な造形
 への傾向が強いのに対して、日本では古来より非対称や、アンバランス
 の中に一つの調和と躍動感あふれる形態の美を好んで来ました。
  これは、狭い国土の中にあって建物や庭をより効果的に演出する上
で必然的な手法でもあります。

大、中、小の石を組合わせたベンチと
2つに割った石の間から霧が出る設計
(吹田市、江坂公園)

    八丈島の民家(倉庫)

エッフェル塔よりパリの整形な街並を
俯瞰

6.「再生」と「発想」の転換。
 庭づくりにおいても、再生材の活用が今後ますます重要になって来
ます。物を大切にし再利用する庭づくりは東西を問わず、古くから行
われて来た訳であり、少し発想を変えることによって、様々な再利用
が可能となります。これは、「見立て」にも通じる事で、従来の固定
概念を捨て去り、新しい発想によって全く斬新な世界が開けます。
古くから常滑で生産されてきた土管 や壺を舗装や、土留めとして利用(常滑) 西洋の秤をプランターとして 再利用の例(東京都内)
7.「遊び」の心。
 庭づくりの中で、最も大切なのは「遊び心」ではないでしょうか。
 特に現代社会の合理的かつ、せわしない日常の中において、張詰めた
気を抜いて楽しむ事の出来る遊びの要素を如何に庭の中で創り出す
事が出来るか、これからの課題でもあります。
広場の水飲みを鏡面ステンレスを 用いて魚のシルエットでデザイン (北千住マンション外構) 梅の木の影を床の洗出し舗装 に表現(中国蘇州庭園)



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